「情報環境の変化に適切に対応する目録規則の在り方に関する研究」

最終更新:2011.5.26

科学研究費基盤研究(C)「情報環境の変化に適切に対応する目録規則の在り方に関する研究」に関わる情報を本ページにまとめます。

概要 / 実績報告 / 研究会記録 / 成果発表 / 連絡先

概要

種目・番号:
科学研究費基盤研究(C) 22500223
研究課題名:
情報環境の変化に適切に対応する目録規則の在り方に関する研究
研究年度:
平成22年度〜平成24年度
研究代表者:
渡邊隆弘(帝塚山学院大学人間科学部)
研究分担者:
田窪直規(近畿大学短期大学部)
松井純子(大阪芸術大学芸術学部)
吉田暁史(大手前大学総合文化学部)
研谷紀夫(東京大学大学院情報学環)

 本研究は、目録規則(図書館の情報資源に関わるメタデータ規則)を、情報環境の進展に よって顕在化した諸要求−すなわち (1)適切な概念モデル及びデータモデルに基づく機械可 読性、(2)多様な情報資源のシームレスな取扱い、(3)変化する利用者行動の適切な分析とこ れへの対応、(4)他のコミュニティで用いられる規則との相互運用性− を踏まえて捉え直し、 今後の在り方を理論的・実践的の両側面から明らかにすること、さらに、重要な点で独自の 展開をしてきたわが国の目録規則の、今後の変革に資する理論的・実践的基盤を構築するこ とを目的とする。(研究計画調書の「目的」)


実績報告(概括)

平成22年度

 本研究は、目録規則(図書館界のメタデータ規則)を情報環境の進展によって顕在化した諸要求を踏まえて捉え直し、今後の在り方を理論的・実践的の両側面から明らかにすることを目的としている。本年度は、3つのサブ課題を設定し、周辺の事項も含めて7回の研究会を開催した。研究会はいずれも一般公開とし、参加者で討議を行った(概要記録・配布資料等はウェブで公開)。

(1)「東アジア圏の目録規則」:
中国・韓国から専門家を招き、日本を含む3カ国の目録規則の成立過程や現状を比較検討する国際研究会「東アジアの目録規則」(1月)を実施した。これに先立ち国内専門家による研究会「中国と韓国の目録をめぐる動向」(10月)も開催した。非基本記入制など世界的には珍しい特徴を共有する3カ国の規則について相互理解を深め、今後の目録規則のありかたを相対性をもって考えて行く基礎を得られた。
(2)「FRBR/FRAD概念モデル」:
これからの目録規則の基盤となる概念モデルについて、研究会「統制形データの概念モデル」(4月)を開催した。また、本モデルとの関わりで重要な典拠コントロールと「国際目録原則」についても検討し、研究代表者が論文を発表した。
(3)「RDAの調査・分析」:
6月に公刊された英語圏の新目録規則RDAについて検討を重ね、研究会「RDAの完成とこれからの目録」(11月)、「RDAから得られるもの:機械可読性の観点から」(12月)をそれぞれ開催した。また、研究分担者による論文発表、代表者による学会発表も行った。
(4)その他:
研究会「情報組織化をめぐる最近の動向」(5月)、「ネットワーク文化情報資源で活用する人名典拠情報構築」(7月)を開催した。特に後者は図書館コミュニティを超えてより幅広く「デジタルアーカイブ」の文脈で問題をとらえるものである。

 以上の各方面で研究活動を行った。総合化は2年目以降の課題であるが、一定の素地を得ることができた。


研究会記録

 研究会は、日本図書館研究会情報組織化研究グループと共催で行っている。

平成22年度

2010.4.24
「統制形データの概念モデル(FRADとFRSAD)の概要について」(和中幹雄氏)
2010.5.15
「情報組織化をめぐる最近の動向」(渡邊隆弘)
2010.7.17
「ネットワーク文化情報資源で活用する人名典拠情報構築に関する研究とその成果」(研谷紀夫)
2010.10.23
「中国と韓国における目録をめぐる動向」(小島浩之氏・高橋菜奈子氏)
2010.11.13
「RDAの完成とこれからの目録」(古川肇氏)
2010.12.18
「新しい目録規則から得られるもの:機械可読性の視点から」(渡邊隆弘)
2011.1.8
国際研究会「東アジアの目録規則」(李常慶氏・崔錫斗氏・渡邊隆弘)

成果発表

論文

口頭発表

その他


連絡先(渡邊隆弘)
堺市南区晴美台4-2-2 帝塚山学院大学内 (郵便番号590-0013)
e-mail: watanabe@hcs.tezuka-gu.ac.jp
Tel: 072-296-1331(代表)