Faculty

臨床心理学専攻
(専門職学位課程)

専門実践教育訓練給付制度厚生労働大臣指定講座となりました。

高度な専門的知識と技能を身につけ、
多くの臨床経験を積むことにより
社会が求める高度な実践力を備えた
「心の専門家」を育成します。

近年、わが国では犯罪の低年齢化、青少年による凶悪事件の頻発や性犯罪の増加、事故・災害の多発による心のケアの必要性、自殺者の増加など、現代人の心をめぐる問題はますます増大し、また複雑かつ深刻化しています。こうした社会状況の中で高度な専門的知識と実践力を有する心の専門家の育成がますます強く要請されています。同時に、生活に密着した地域住民に対する臨床心理分野における高度専門職業人養成の必要性も強く求められています。こうした背景を受けて、本学人間科学研究科では臨床心理学専攻の専門職大学院課程を開設し、実践力を有する真の心の専門家の育成を目指しています。
以下のようなアドミッションポリシーを明確にし、入学者選抜を行なっています。

■ アドミッションポリシー

  1. 幅広い教養と向上心を常に持ち、厳しい心理臨床の修練を乗り越えていく力があること。
  2. 社会人としての良識と対人援助を行う専門家としての倫理意識が高いこと。
  3. 人間に対する深い関心と理解力を持ち、安定した思考力と対人関係能力を維持できること。
  4. 臨床心理学の実践活動家としての高度専門職業人(臨床心理士・公認心理師)をめざす明確な意欲があること。

特徴

  • 1.数多くの臨床心理援助活動での体験的学習と実習により実践力を身につける
  • 専門知識を習得する演習科目と実習科目において、全46単位を修得すれば、臨床心理修士(専門職)の学位を取得することが可能。2年間、平均540時間におよぶ学外実習と平均5ケースの学内実習を行います。また、修士論文の代わりに、2年間の学習経験を踏まえた「事例研究総括レポート」を提出します。
  • 2.経験豊かな教授陣によるきめ細やかな指導
  • 経験豊富な教員と共に行うケースカンファレンス、教員や外部スーパーヴァイザーによるスーパーヴィジョンなど、実践活動の指導を担当しています。
  • 3.他大学や他機関との協力、連携による多様な学習機会の提供
  • 市町村教育委員会との連携、医療、教育、福祉機関における他専門家との事例検討会の参加。また、他大学で臨床心理士・公認心理師をめざす学生との研修会およびケースカンファレンスを実施しています。

臨床心理に関する高度な知識とスキルを持った「真の心の専門家」の育成を目指して

うつ症状や発達障害に代表されるように、心のトラブルに悩む人がかつてないほど増加しています。そうした人たちのためには、医療的アプローチに加え、心理に関する高度な知識とスキルをもった専門家によるケアが求められています。その役割を果たすのが、臨床心理士・公認心理師であり、本学が育成をめざす人材です。

臨床心理分野の専門職大学院は、従来の大学院の修士課程以上に、「職業人」としての臨床心理士・公認心理師の育成に焦点を当てたものとなります。論文に代わり、在学中からカウンセリングの実践体験を数多く積むことにより、職業人としてのスキルや知識を効果的に身につけられる体制を整えております。

実地訓練の場としては、一般市民の方からの利用が年間約1,400件以上ある、併設の本学大学院附属心理教育相談センターを活用します。学生は自分の担当クライエントを持ち、実際のカウンセリングスキルを磨いていきます。さらに、教員やクラスメイトとのディスカッション、理論を習得するための講義など、2年間のカリキュラムは非常に中身の濃いものになっています。学ぶことが非常に多く、正直なところ勉強は大変かもしれません。しかし、それだけ臨床心理士・公認心理師に対する社会からのニーズは大きいものであり、いち早い独り立ちを期待されているのです。

カリキュラム編成

  • 教育理念・目的
  • 本学臨床心理学専攻の教育理念は、さまざまな「心の問題」に対して、高度な専門的知識と豊かな心理臨床的経験と実践力を備え、かつ倫理性を充分にわきまえた質の高い「臨床心理分野の高度専門職業人」を育成することを教育の目的としています。
    本学臨床心理学専攻の教育課程は、授業科目の授業と、その他の教育課程によって行い、その目的を達成し得る実践的な教育を行うよう事例研究、実践活動または双方向あるいは他方向に行われる討論、質疑応答その他適切な方法により授業を行います。
    教育課程は、臨床心理学の全体像をわれわれのめざす心の実践科学の実態を広く理解できるように、「演習」と「実習」科目を置き、実践的な技能の基礎的な学習を行う「臨床心理学基幹科目」(必修:20単位)、基幹科目の履修を前提にその具体的実践化が展開される「臨床心理学展開科目」(必修:22単位)、高度専門職業人(臨床心理士・公認心理師)が身につけなければならない専門技法とその熟達、理論化に資するための科目「臨床心理学選択科目(特修科目を含む)」(選択必修:4単位)の3群にわけて、臨床心理士・公認心理師としての実務に必要な専門的技術・手法を養成します。
  • 基幹科目
  • 実践的な技能の基礎的な学習と本学大学院附属心理教育相談センターでの個別面接を通じて実践的知識と心理臨床的かかわり能力の育成を図る。(必修科目20単位)

    ・臨床心理学原論演習I・Ⅱ
    ・臨床心理査定学演習Ⅰ・Ⅱ
    ・臨床心理査定学実習Ⅰ・Ⅱ
    ・臨床心理面接学演習Ⅰ・Ⅱ
    ・臨床心理面接学実習Ⅰ・Ⅱ
  • 展開科目
  • 実務家教員も積極的にかかわり、実践現場で行われるさまざまな援助活動を体験学習する。さらに事例研究、スーパーヴァイズを通した面接技能の向上を図る。(必修科目22単位)

    ・臨床心理地域援助学演習Ⅰ・Ⅱ
    ・臨床心理地域援助学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
    ・臨床心理事例研究演習Ⅰ・Ⅱ
    ・総合的事例研究演習Ⅰ・Ⅱ
    ・臨床心理関連行政論
  • 選択科目
  • 汎用的な心理臨床活動の基礎的な専門技法や独自理論などの特論科目を選択し、専門技法とその熟達を図る。(特修科目を含む。下記の選択科目から4単位2科目を選択)

    ・認知心理学特論
    ・社会心理学特論
    ・人格心理学特論
    ・心理統計法特論
    ・臨床精神医学
    ・生涯発達学特論
    ・学校臨床心理学特論
    ・犯罪心理臨床論
    ・心身医学
    ・家族療法特論
    ・臨床実践事例特修科目Ⅰ
    ・臨床実践技能特修科目Ⅰ・Ⅱ
    ・認知行動療法特論
    ・発達障害特論
    ・産業心理学特論
    ・健康心理学特論
シラバス検索

資格取得

  • 臨床心理士受験資格の取得
  • 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の「臨床心理士資格審査規程」に「学校教育法に基づく大学院において、臨床心理学又はそれに準ずる心理臨床に関する分野を専攻する専門職学位課程を修了した者」と規定されており、本学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻(専門職学位課程)は、「臨床心理士」資格試験の資格審査を受けることができる課程です。したがって、本専攻修了者は、臨床心理士資格認定試験の受験資格が取得できます。
  • 公認心理師試験受験資格の取得(国家資格)
  • 公認心理師を取得するためには、一般財団法人日本心理研修センターが実施するマーク試験方式による公認心理師試験に合格する必要があります。本専攻修了者で、履修規程に定められた科目を修得すれば、公認心理師試験受験資格が取得できます。(大学院入学前に4年制大学において法令で定める科目を修得している必要があります。)

将来活躍できるフィールド

※ 横にスクロールできます。
臨床心理士公認心理師
主な就職先(PDF)

本学大学院人間科学研究科修了生の臨床心理士資格認定試験合格率

  • 平成23年度
  • 79%
  • 平成24年度
  • 95%
  • 平成25年度
  • 80%
  • 平成26年度
  • 67%
  • 平成27年度
  • 85%
  • 平成28年度
  • 72%
  • 平成29年度
  • 64%
  • 平成30年度
  • 71%
  • 平成31年度・令和元年度
  • 100%
  •  
  •  

※臨床心理学専攻(専門職学位課程)は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会の「臨床心理士資格審査規程」第8条1項3号に基づき「臨床心理士」資格試験の資格審査を受けることができる者を養成する機関です。したがって、本専攻修了者は、臨床心理士の資格審査を受けることができます。なお、資格審査のうち、指定大学院修了者に求められる論文審査は免除されます。

 

学外実習施設等一覧

教育領域

  • 大阪府教育センター
  • 大阪府立羽曳野支援学校 阪南病院分教室
  • 和泉市立北松尾小学校
  • 帝塚山学院泉ヶ丘中学校・高等学校
  • 堺市ふれあい教育センター
  • 堺市立はるみ小学校
  • 堺市立西陶器小学校
  • 帝塚山学院小学校・中学校
  • 近畿大学泉州高等学校
  • 八尾市教育センター
  • 堺市立南八下小学校
  • 和泉市立郷荘中学校
  • 大阪府立三国丘高等学校

福祉領域

  • 大阪府済生会泉尾福祉センター
  • 松原市福祉部 子ども未来室
  • 社会福祉法人浜寺会 はるみだい保育園
  • 社会福祉法人博愛社
  • NPO法人こくり
  • 聖家族の家 児童院 etc

保健領域

  • 大阪狭山市保健センター

医療領域

  • 近畿大学病院 心療内科
  • 医療法人丹比荘 丹比荘病院
  • にしじまファミリークリニック
  • ぐんぐんキッズクリニック
  • 大阪さやま病院
  • 堺咲花病院 心身診療科
  • 一般社団法人 大阪総合医学教育研究会附属
    親と子の診療所
  • 西村クリニック
  • 社会医療法人同仁会 耳原総合病院
  • 大阪府済生会泉尾病院
  • 橋村メンタルクリニック
  • 平井・池上クリニック
  • なかもず こころのクリニック
  • こども心身医療研究所
  • 社会医療法人同仁会 みみはら高砂クリニック

司法・矯正領域

  • 青少年クリニック
  • 浪速少年院
  • 大阪法務少年支援センター(大阪少年鑑別所)
  • 奈良少年院

産業領域

  • NPO法人おおさか若者就労支援機構

連携協力関係の教育委員会等

  • 大阪府教育委員会
  • 和泉市教育委員会
  • 堺市教育委員会
  • 岸和田市教育委員会
  • 大阪狭山市教育委員会

大学院付属 心理教育相談センター

泉ヶ丘キャンパス内にカウンセリングルーム4室、遊戯療法室3室、カンファレンスルーム2室を置き、相談活動を行っています。地域サービスとして市民の方にカウンセリングを行っており、学生の実践訓練の場でもあります。学生は専門職学位課程の1年の後期から心理教育相談センターで実践に入ります。それまでの半年は、計10名の専任教員と2名の実務家教員が指導にあたり、講義や演習、ロールプレイング実習などの基礎訓練を行います。

心理教育相談センター

事例研究総括レポート評価基準

1.事例における研究が適切に検討・吟味されていること。

2.倫理的配慮が十分になされていること。

3.クライエントの見立てと面接過程の記述が明確であること

4.検討事項が明確で、かつ適切であること

5.考察が明確で、論理展開が一貫していること

6.クライエント・セラピスト関係を明確にとらえ、その推移について論述できていること

7.文献引用等が適切になされ、論文としての体裁が整っていること

臨床心理分野の認証評価結果(平成28年度)

臨床心理分野の認証評価結果について

帝塚山学院大学大学院 人間科学研究科 臨床心理学専攻は、臨床心理分野の専門職大学院の適格性に関する評価について、平成29年3月、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会より、臨床心理士養成のための大学院専門職学位課程基準に適合しているとして適格認定証が交付されました。 認証評価結果は以下のとおりです。