Address 大学生のキャンパスライフ、それぞれの現在地

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NYのウェディング業界を
めざして

上原 美咲

在籍学科
キャリア英語学科
在籍学年
1回生
更新日
2019年3月20日
二人にとってかけがえのない時間だと思うと、
毎回必死だし、緊張するし、新鮮だし、感動します。

「ダイワロイネットホテル和歌山」でブライダルの
アルバイトをしているとか。

高校2年生の時、友人に誘われて始めました。最初は宴会の給仕やテーブルセッティングが中心だったのですが、大学生になって結婚式のチャペルの仕事を任せてもらえるようになったんです。チャペルスタッフは制服も違うし、ある程度の経験を積んだ人じゃないとできない仕事なので、お話しをいただいた時は、本当に私でいいのか不安でしたね。その前に一度だけチャペルの仕事を手伝わせてもらったことがあって、ドアの開け閉めをする担当だったのですが、私涙もろいのか、入場前にお母さんが娘さんに最後の手助けをするベールダウンセレモニーで、号泣しそうになって…。仕事なので泣いている場合ではないのですが、そんな私を見て社員さんが「感動する気持ちは大事。サービスも丁寧だし、上原さん愛嬌もあるからチャペルの仕事やってみない?」って、声を掛けてくださったんです。アルバイトを始めたばかりの頃は、仕事を覚えるのが遅くて社員さんや先輩方によく注意されていただけに、その言葉がすごくうれしかったし、認めてもらえた気がしました。メモをとることも知らず、何度も同じことを聞いたりして、最初はたくさん迷惑をかけてしまったと思うんですよ。今、後輩たちが入ってきて、自分が先輩として指導しなければいけない立場になってみると、当時何で叱られていたのかがよく分かります。まだ指導するまでに至らないところもあり、ちゃんとした先輩になれていませんが、できなくても一生懸命頑張っていれば、必ずどこかで誰かが見てくれている。私がそうだったので、先輩方から教わったことを自分なりに解釈したうえで、後輩たちに伝えてあげたいですね。

ブライダル業界に興味を持つようになったのは、
チャペルを任されるようになってからですか?

いろいろなカップルの結婚式に携わらせていただくようになって、ゲストのみなさんから祝福されているシーンを目の当たりにすると、出会いってすごいことだと思いました。結婚式の最後にチャペルの前でゲストと一緒に集合写真を撮るのですが、ふたりのために何十人もの人が集まって、それだけでもすごいのに、カメラマンさんの後ろに立って見ていると、みなさんの「おめでとう!」という気持ちが一つになっているのが見えるんです。それを感じるたびに、赤の他人ですが、私まで幸せな気持ちになって泣きそうに…。こういった幸せに包まれた、非日常の特別な時間を提供できる人になりたいですね。

一番やりがいを感じることは何ですか?

時間通り、スムーズに進行できた瞬間です。チャペルの時間が遅れると、その後の披露宴のスタート時間もズレるし、披露宴で出す料理のタイミングも調整し直さなければならないので、全体のスケジュールが狂ってしまう。だからトップバッターであるチャペルの時間管理は1分1秒が重要で、プランナーさんからの指示に進行がぴったりハマると心の中で「よし!」って感じで、達成感があります。お客様を披露宴会場に促したり、式が始まる前にチャペルに誘導したりするタイミングも大事ですね。時間勝負ではありますが、結婚式って主役のふたりにとって人生一度の特別なことですし、そのふたりのためにたくさんのゲストが集まってくださっているわけですから、絶対に失礼があってはいけません。いくら感動して泣きそうでも冷静さを保って臨機応変に、他のスタッフと連携してチームワークをとりながら、常に笑顔を心掛ける。どの結婚式も二人にとってかけがえのない時間だと思うと、毎回必死だし、緊張するし、新鮮だし、感動します。

仕事のモチベーションは何ですか?

楽しいから続けられているのもありますが、大学で実施している海外留学プログラムの費用を、少しでも自分で賄いたいとも考えています。中学生の頃、テレビでアメリカの女子高校生を描いた海外ドラマを観て以来、ずっと海外に憧れていて。「アメリカのスクールライフって、カッコイイな」からスタートして、いろいろ洋画を観るようになり、『プラダを着た悪魔』を観た時に「自分がなりたいのはこれだ!」と、はっきり目標ができました。アン・ハサウェイ演じる主人公がマンハッタンでコーヒー片手に、仕事のことをあれこれ考えながらヒールを履いて颯爽と歩く姿に感動して、私もこんな風に働きたいと思ったんです。いつかあんな素敵な大人の女性になりたい。その第一歩として、英語をマスターするために留学したいんです。高校時代、アメリカのLA郊外に10日間ホームステイをした経験はあるのですが、すぐホームシックになってしまって、あまり英語も身に付きませんでした。次こそ半年間しっかり勉強して挽回したい。もちろん、今も英語力をあげるために授業のほかにもTOEICの勉強などをしています。点数的にはまだまだ努力が必要ですが、頑張って英語を話せるようになって、NYでブライダルに携わる仕事に就くのが理想であり夢。具体的に何をしたいかはこれからですが、日本人だからこそのサービスやおもてなしなど、できることはいっぱいあるはず。いつかNYで、あの映画の中のアン・ハサウェイのように働きたいですね。

ホテルでアルバイトをしていて、身についたことや
よかったことはありますか?

敬語の使い方や身だしなみ、立ち居振る舞いなど、人としても、社会人としても、大人になるために必要な基礎的なことを、すべて教えていただいていると日々感じています。不定期ですがマナー研修もあって、テーブルマナーや立ち方・歩き方など、ホテルマンの一流のマナー教育が受けられるのは、とてもありがたいことですよね。時給だけで選ぶのなら、他にもアルバイトはたくさんありますが、丁寧な接客や質の高いサービスが求められるホテルだからこそ得られる教養を、学生のうちにここで身に付けておけば、社会人になってどこへ行っても困らないし、恥ずかしくない。実は、このアルバイト経験が既にもう役に立ったことがあるんです。学科が開催するパーティーの仕切りを任されたのですが、いつもパーティー会場を見て、宴会の流れも把握できているので、何をどう決めていけばいいのかがパッと分かるんです。流れを決めた後は、自分ひとりで全部抱え込むのではなく、周りのみんなを巻き込んで、人に任せるところは任せる。イメージをきちんと伝えて、共有しながら人を頼ることで、チームとして一体感が生まれるというのも、チャペルの仕事で経験してわかったことです。フードやスイーツのセレクトから出し物までこだわったパーティーは大成功!1年生から4年生まで多くの人が参加してくれて、みんな楽しんでくれて盛り上がりました。喜んでくれる姿を見ると、とても達成感がありましたね。

目標に向かってチャレンジし続ける毎日は
とっても忙しそうですね。

忙しいのは嫌いじゃないんで、苦にはなりません。ほぼ毎週末アルバイトが入っているので、友だちと遊ぶ時間は削られてしまいますが、チャペルの仕事を任せていただいている責任感もありますし、休むと他のバイト仲間に迷惑をかけてしまいますから。あと、今は教習所にも通っています。これからダイエットもしたいし、ギターとか音楽も始めたいし、もちろん、留学プログラムに参加できるように英語の勉強もしなければいけません。欲ばりと思われても、人生は一回しかないと考えると、何だってチャレンジしてみないと分からないので、やるべきこと、やりたいことだらけなんです。やらない後悔より、やる後悔の方を選ぶ。私が理想とする女性像をめざすなら、このくらいパワーは必要だと思うので、今から鍛えています。