ぱすてる通信 vol.2 (1994.3発行)
  1. 自分に期待する  高橋公世


  2. 好奇心と年令  小西節子




自分に期待する  高橋公世

 「他人に期待せず自分に期待して生きてゆく」いい言葉だと思う。
 何故かゆったりしたやさしい気持ちになります。ああして欲しかった、こうなる筈だったのにと子供や夫、職場でのたくさんの期待をし、たくさんの不満と絶望を味わってします。その点自分に挑戦するということは限りなく欲張りができます。他に責任がある訳でもなく、駄目でも腹も立たないし、納得出来るところがいい。私自身、工芸盆栽作家協会に入会して三年目になりますが、未だ誰も手懸けなかった工芸による盆景と盆栽の合体作品を完成しようと奮闘しています。とても肩の凝る作業ですが、こんな道楽も元気だから出来る事、これもパステルのお陰と感謝しています。私にとって週一回しっかり汗を掻く事は唯一のビタミン剤になっている様です。今年もいろんな意味で自分に期待しながらチャレンジし、楽しく元気に過ごしたいと思っています。宜しくお願いします。




好奇心と年令  小西節子

 パステルの皆さん、上記の2つは関係あると思われますか?
それとも全然関係ないわと思われますか?私の場合は大いに関係あるのです。どなたかもおっしゃていましたが、好奇心が旺盛なほど年はとらないと。
 家でじっとしているのが苦手、何をやっても下手の横好きで上手くならないのですが、自分の許容範囲内で挑戦するのが、趣味。故に仕事もプライベートも結構忙しくて、毎日、時間がないと嘆いている私です。けれどもいろんな事に首を突っ込むことにより、私の子供たち位の年令の人々と付き合いも出てきます。お稽古の発表会の時の緊張感等を通じて、自分には無理かなと思うことも結構クリアできて「まんざら捨てたものでもない」と自己満足してみたり・・・。
 以上が私にとっては年をとらない秘訣なのです。最後に1つ、毎日平々凡々の相も変わらない生活にドップリつかることによって得られる喜びより、苦しみを伴うことに挑戦し、それを達成出来た時に得られる喜びの方が何百倍もの感激があるのではというのがこの頃の私の持論です。




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