本学では、学部生を対象にディプロマ・ポリシーに基づいてどのような力を身につけたのかを多面的に評価するため、卒業時達成目標として「帝塚山学院大学生の10のちから」を定めています。10のちからは授業や課外活動など、大学生活全般を通して身につけることを目標としており、本学の学生はこれらの力を身につけて卒業し、社会に貢献する人材となることが期待されています。授業ごとに身につけられるちからは、シラバスや学位プログラム(各学科・課程の教育課程)ごとのカリキュラム・マップで示され、授業を通して効果的に身につけられる工夫がされるとともに、学修ポートフォリオ(テヅカポートフォリオ)を導入し、学期ごとに自身の成長度を振り返りながら、学びを進めていくことができる仕組みを整えています。
現代を生きる社会人としての教養と知識・技能を修得し、活用できる
学位プログラム(各学科・課程の教育課程)の専門知識・技能を修得し、活用できる
多様な情報源から、確かな情報を集めて、分析し活用できる
論理的に考え、結論を導いたり、あるいは、複雑な事柄をわかりやすく説明したりできる
他者に自分の意見を適切に伝えることができ、互いに理解しあって、信頼関係を築いて協働できる
問題解決において、その方法を主体的に考え、工夫しながら解決に導ける
自分自身を客観的・冷静にとらえて、自分の特徴、強みや弱みを理解し、成長目標を立てられる
学修場面、あるいは日常生活において、主体的に目標・目的をたて、挑戦・実行し、最後までやり抜ける
社会人として必要な倫理性を備えながら、自律した一人の人間として社会に参画できる
社会・地域の課題や状況を理解し、その解決と発展のために積極的に関与できる
多くの大学が採用している「人文」「社会」「自然」という枠組みではなく、「先人の知を受け継ぐ」「世界と今を読み解く」「未来をひらく」という3つの科目群でカリキュラムを展開します。また、華道家元池坊の教員によるいけばなの講義など本物にふれる機会も豊富です。
A群(先人の知を受けつぐ) |
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B群(世界と今を読み解く) |
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C群(未来をひらく) |
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本学では基盤教育科目の多くを専任教員が担当します。教員が学生一人ひとりの状況や学力を把握しやすく、きめ細やかな対応ができるほか、それぞれの専門分野における実績のある専門性の高い教員による講義は、各学科での専門科目の学びへのスムーズな導入にもなります。
現代社会において必要不可欠であるコミュニケーション力やプレゼンテーション力の修得を重視しています。中でも、導入教育科目「カレッジコミュニティ」は、学外で地域が抱える課題解決をめざすプロジェクト型科目として企業や行政と協働し、実践力を身につけていきます。
大学での学びに必要な基礎を身につける導入教育。そのカリキュラムの1つ「基礎演習」では担当のアドバイザー教員が、基礎学力の定着度を確認。1・2回生にかけて継続的に取り組み、大学での学びと学生生活全体に関する総合的指導とサポートを行います。
本学は文部科学省の「MDASH-Literacy」に認定されており、データの見方から解析手法などを通してデータを正しく読む力や正確に伝える力を身につけます。また、データサイエンス、AIに対する理解を深め、これからの社会でより一層必要とされる力を身につけます。
「テヅカポートフォリオ」は、入学から卒業までの大学生活における、学修や各種活動の成果を収集及び記録するためのWEBシステムです。「テヅカポートフォリオ」に記録を蓄積することで、大学生活を通じた成長過程や学びに対する理解度などを可視化できるようにしています。
「テヅカポートフォリオ」の作成と活用により、身につけた知識・技能や「帝塚山学院大学生の10のちから」の修得状況を学生自身が都度認識し、学びをより主体的かつ効果的に深められるようにすることを大きな目的としています。