本学では障がいのある学生もともに学んでいます。障がいのある学生が健常者と変わらないキャンパス生活を過ごせるよう、ご協力をお願いします。
杖の反対側の半歩前に立ち、肘の少し上を握ってもらいます。引っ張ったり、杖をつかんでガイドすることは、相手を動きにくくしたり、恐怖心をもたらします。歩く速度は相手に合わせ、狭いところでは縦一列になり、ゆっくりと通過します。
戸口の前で立ち止まり、戸口がどちらに開くのかを伝えてください。
階段に対して直角に近づき一旦停止し、上りか下りかを伝え、下りの場合は常に一歩先を歩いてください。
上り(下り)の終わりにも一旦停止をしてください。
「そこ」「あちら」などの曖昧な指示語は使わないように、具体的に表現してください。
動きはじめるときには「押しますよ」と声をかけ、ブレーキを解除してゆっくりと押し出してください。
車椅子の後部にあるレバーを踏み、前輪(キャスター)を上げて段に乗せ、次に後輪を押し上げます。
後ろ向きになって後輪から降ろし、前輪を上げて後に引きます。なるべく衝撃を与えないようにゆっくり降ろします。
学内エレベーターの一部に障がい者・高齢者優先にしているものがあります。車椅子利用の方は積極的に利用してください(介助者の同乗可)。
電動車椅子が立ち往生しているのを見かけたら、まず安全な場所に移動させます。そのためには電動車椅子を手動に切り替えます。切り替え方式は車椅子により異なりますので、本人に確認してください。電動車椅子は、利用者の体重と合わせて100kgの重さがあります。危険ですので決して安易に抱えたりしないようにしてください。
人それぞれ顔かたちが違うように、物事の捉え方も一人ひとり異なります。発達障がいのある人は、多数派(定型発達)の人とは異なった捉え方をしています。ところが、私たちの住む社会は多数派の人に合わせて作られているので、発達障がいのある人は、さまざまな生きづらさを抱えています。誰もがより充実した社会生活をおくるためには、一人ひとりの捉え方の違いに対する理解と共感が必要です。
本学では障がいのある学生のキャンパス生活をサポートするために、障がいのある学生を支援する委員会を設置しています。困ったなと思うことがあったら、ひとりで抱え込まずに、アドバイザー教員や学生支援センターを通じて相談してください。