相談窓口・ハラスメント防止

相談窓口

本学ではさまざまな問題について、みなさんが相談できる窓口を設けています。自分の悩みを誰かに相談したいとき、どうしてよいかわからないとき、ひとりで抱え込まず、相談窓口を気軽に訪ねてみてください。大学時代は多くの問題に直面する時期で、悩みや不安は誰にでもあることです。さまざまな相談に応じられるよう、学内にはいくつもの相談窓口があり、みなさんをお待ちしています。「どこに相談に行けばいいのかわからない」といった場合は、学生課を訪ねてください。相談内容に応じて下記の専門部局をご案内します。いずれの相談においても個人の秘密は守られます。窓口一覧については、P.7~8をご覧ください。また、学生のみなさんがより有意義な学生生活を過ごせるよう、「アドバイザー制度」や「オフィスアワー」を設け、教職員が学内外の諸機関と連携しながら、全学的視点による支援に努めています。

アドバイザー制度

学業をはじめ学生生活全般を支援するため、学生一人ごとに「アドバイザー教員」を置いています。みなさんは、在学中全期間を通じて、継続的にアドバイザー教員に指導、助言をあおぐことができます。苦手科目の克服法など成績に関する悩みから、将来の進路に関する相談、さらには生活・健康上の悩みに至るまで、どんなことでも相談に応じています。大学の各部署とも連携し、みなさんの問題解決のサポートをします。自身のアドバイザー教員を確認し、気軽に訪ねてみてください。

オフィスアワー

専任教員がそれぞれ「オフィスアワー」を設けており、みなさんの学業や学生生活全般にわたる相談に応じるため、教員研究室に在室しています。この時間を積極的に活用し、学業や学生生活上の諸問題を解決してください。オフィスアワーの時間帯は、シラバスに書かれていたり、掲示板や各教員の研究室前などに掲示しています。なお、オフィスアワーに設定している時間帯であっても、会議や出張などで在室できない場合がありますので、あらかじめご了承ください。また、オフィスアワーの時間でなくても、教員と都合が合えば、いつでも相談に応じますので、気軽に研究室を訪ねてみてください。

女性被害に関する相談

本学は、大阪府内の大学と大阪府警が連携して、性犯罪被害の減少に向けて防犯対策に取り組む「防犯キャンパスネットワーク大阪」に参加しています。また、みなさんを守るため防犯対策を行うとともに、女性被害相談窓口を設けています。もし、何らかの被害に遭い、困ったり、悩んでいる場合は、各キャンパス保健室内にある相談窓口に相談に来てください。

ハラスメント防止

ハラスメントは教育・研究活動の前提である自由と平和を脅かす人権侵害である。帝塚山学院大学の構成員は誰一人として、ハラスメントの被害者にも加害者にもなってはならない。互いを独立した人格として尊重し、ハラスメントを防止していくことは、本学の構成員一人一人が負う基本的な義務である。(「帝塚山学院大学ハラスメント防止ガイドライン」より抜粋)

ハラスメントとは何ですか?人権問題なのですか
ハラスメントとは、本人の意図には関係なく、他人に対する発言や行動が相手に不快感や不利益を与えたり、相手の尊厳を傷つけたりする人権侵害です。主なものとしてセクシュアル・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、パワー・ハラスメント、その他があります。

セクシュアル・ハラスメント

相手の意に反する性的な発言や行動によって、相手に精神的苦痛を与えたり、不快な思いをさせたりすることを言います。例えば、性的な発言や行為(卑猥なことを言ったり、不必要に身体に触れたり、個人に関わる性的な内容の情報を広めたりすることなど)をすることなどです。

アカデミック・ハラスメント

教育・研究上の力関係や上下関係を利用して、相手の教育・研究上または修学上の利益や権利を侵害することを言います。例えば、必要な教育的指導を理由なく拒否したり、過度の課題を強要したりすることなどです。

パワー・ハラスメント

職務上の地位や人間関係の有意性を利用して、適正な範囲を超えて指導や注意を行うことにより、継続的に精神的・身体的苦痛を与えることを言います。例えば、指導的立場にある者が指導を受ける者を繰り返し侮辱したり、暴言を吐いたりすることなどです。また、学生同士の課外活動の場も、地位の優位性を背景にした上記のような行為は、パワー・ハラスメントとみなされます。

その他のハラスメント

つぎのような行為もある種のハラスメントです。

  • 飲み会などで、参加者に飲酒・イッキ飲みなどを強要する。
  • ゼミやサークルのメーリングリスト、ホームページやブログ、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)などで、人格を侵害するような侮辱・中傷・虚偽のうわさを流す。
  • 執拗にメールを送信したり、フェイスブックやツイッターなどで個人を特定して嫌がらせをする。
  • 恋人や交際相手に身体的・精神的・性的な暴力をふるう。
ハラスメントの被害にあったときは、どうすればいいのでしょうか?
本学はハラスメントに関する相談に対応するため、相談員(半数以上は女性)が配置しています。ハラスメント被害にあっていると感じ、悩んでいるときは、相談員に相談してください。解決に向けてサポートします。相談受付は、面談だけでなく、電話やメールでも可能です。
相談に行ったことが分かってしまうことはありませんか?
相談内容や個人の秘密は絶対に守られます。ハラスメントに関する相談または申し立ての各手続きにかかわったすべての人には、相談者およびその関係者のプライバシーを保護するため厳格な守秘義務が課せられています。相談したり救済を求めたことで仕返し(二次被害)を受けることがないようあなたは守られています。
卒業・退学後でも被害について相談に行ってもいいですか?
在学中に受けた被害について、卒業・退学後でも相談・申立ができます。
ハラスメントの加害者にならないために気をつけるべきことは何ですか?
相手が嫌がっていることが分かった場合には、決して同じ発言や行動を繰り返してはいけません。また、拒否の意思表示がないからといって同意あるいは合意していると勘違いしてもいけません。相手の意思を尊重することが何よりも大切です。
ハラスメントについてもっと知りたいのですが?
「帝塚山学院大学ハラスメント防止ガイドライン」を、帝塚山学院大学ポータルの「キャビネット」に掲載しています。
また、ハラスメントに関する一般的な書籍・雑誌は図書館にそろえてあります。