11月11日(月)に行われた基盤教育科目「現代社会を考える」(鈴木敬吾教授)の授業において、元内閣情報官である三谷秀史客員教授をお招きし、特別講義を開催しました。
「安全保障って何?」をテーマに、警察庁出身で、内閣情報官・拉致対策本部事務局長として計9人の内閣総理大臣の下で様々な政策に関わってこられた三谷先生より、映画「シン・ゴジラ」やアニメ「SPY×FAMILY」など、近年のエンターテイメント作品に描かれる国家安全保障の要素を取り上げながら、分かりやすく講義をいただきました。さらに、日本外交の最前線でご活躍された豊富なエピソードを交えながら、アメリカや中国、北朝鮮など各国との日本の外交関係について、また、現在の世界の国際情勢における日本の領土や経済的水域、隣国との領土問題、さらに世界から見た日本の評価について、国際的な観点から詳しくお話しいただきました。 講義後には学生から多くの質問が寄せられ、それぞれの話題に対して丁寧にご解説いただきました。質疑応答を通して、学生たちは大きな刺激をうけ、自身の学びをさらに深めることができた様子でした。様々な社会問題を自分ごととして考える貴重な機会ともなり、学生にとって大変有意義な時間となりました。
安全保障という難解なテーマを、分かりやすく講義いただきました三谷先生のご尽力に御礼申し上げます。