お知らせ
2025年度から基盤教育科目C群(未来をひらく)科目「堺・泉北地域を知る」(大島裕市准教授)が始まりました。
この科目では、堺市職員の方々に第2回から第7回にわたり、堺市の基本的な行政の取組や防災、子育て支援、堺市南区のウェルビーイングの取組についてご講義いただきます。授業を通して、本学所在地である堺・泉北地域について関心や愛着を深め、社会・地域との共創や地域への貢献について自ら考える学びの機会としています。
第3回の授業では、堺市危機管理室 防災課 山本海人氏、危機管理課 津田佳央理氏をお招きし、「堺市の防災について」をテーマにご講義いただきました。
講義では、南海トラフ巨大地震や上町断層帯地震など堺市が抱える災害リスクをはじめ、災害発生時の行動や避難の考え方、自助・共助・公助の大切さについて詳しくお話しいただきました。
受講した学生たちは、防災マップの良い点や改善点をグループで話し合い、意見を発表。被災地支援活動の実例を通して、防災の備えや地域連携の重要性を学ぶ貴重な機会となりました。
授業を終えた学生からは、防災への関心や学びを振り返る声が寄せられました。
・グループワークでは、自分たちの考えを整理したり改善点を出し合ったりして、実際の防災に関わっている感覚が持てた。
・堺市職員の方から直接説明を聞けたことで、防災の大切さを実感できた。
・堺市内だけではなく被災地支援活動をしていることを知り、日本中が支え合っている状況が素晴らしいと思った。実際に被災地支援に行かれた職員の話をきいて、災害時の「リアル」を感じた。堺市の防災対策についても知ることが出来たし、自分自身の防災意識も上がったと感じる。
・防災の取り組みなどを初めて知った。被災地に実際行った話を聞いて、ニュースでは聞かないような事も聞けて勉強になった。
・南区の防災冊子をみて、いい点と改善点を発表する機会を作ってくれたことによって、私たち自身にも堺市の職員さん達にも役に立つワークができてよかった。
・避難所での生活や、たくさんの人が自分のことよりも周りの為に動いている姿を見た。だからこそ、自分もボランティアに参加したいなと思っている。
本授業を通して、大学と堺・泉北地域との連携をさらに深めていきたいと考えています。