お知らせ

和歌山県たねなし柿の産地研修を行いました!

2025.11.01
食環境学部

食環境学部3回生の専門演習の学外授業として、和歌山県たねなし柿の産地研修を行いました。
このテーマは、鈴木ゼミで行われている地域共創研究の一つで、帝塚山学院大学と「JAわかやま」との取り組みです。
参加者は3回生に加えて、鈴木ゼミの4回生、大学院生、そして教職員を合わせて40名程の参加になりました。
本研修の目的は、国内生産量が日本1位の農産物である和歌山県のたねなし柿の収穫からその選果(選別)までを見て、
どのように管理されて製品になるのかを知る事です。
今後、食を介した地域産業支援を行いながら課題抽出とその改善をテーマに地域活性化に貢献していく所存です。

■見学の様子■

また翌日の12日には、鈴木ゼミ生と大学院学生がイオン並びにJA関係施設での柿販売実習も行いました!

■販売の様子■

JAわかやま販売部果樹販売課様に本研修をアレンジいただきましたことにお礼申し上げます。

※和歌山県のたねなし柿は多量のタンニンを含有する渋柿であり、二酸化炭素雰囲気下で脱渋工程処理をおこなうことにより、含有するタンニンが縮合して不溶化します。
この工程から渋みが抜けて甘い柿に変わります。
※柿由来縮合タンニンの摂取は、血清LDLコレステロール値を有意に低減させる効果を示すことから、おおよそ1個(200 g)のたねなし柿を1日に食すれば良いことになります。
柿のタンニン成分は、生鮮食料品の23番目の機能性成分として認められ、令和7年度から機能性表示食品としての本格的な販売が始まる予定でその成果が期待されています。