お知らせ
11月9日(日)、堺市堺区のさかい利晶の杜にて、リカレント教育プレプログラム「茶の湯文化×スイーツ心理学×食イノベーションから考えるウェルビーイングな地域づくり」を開催しました。
食や茶の湯、和菓子、そして地域づくりに関心をお持ちの12名の受講生に参加いただき、和やかで学びにあふれた一日となりました。
プログラム冒頭では、コーディネーターを務めるリベラルアーツ学部の大島裕市准教授より、本学にて4月に開設した「ウェルビーイング共創ハブ」の取り組みと、本学が目指すリカレント教育の方向性について紹介がありました。続いて、ウェルビーイングの概念やその歴史的変遷、社会との関わり、国内外での位置づけ、そして仕事や個人の生き方との関係について、イントロダクションが行われました。

第一部では、さかい利晶の杜 茶の湯コンシェルジュ・宮本雅代様による「堺の茶の湯文化」についてのご講演に続き、本学食環境学部の渡邉晃弘教授より「和菓子のしくみ」、総合心理学部の大本浩司教授より「スイーツ心理学®」および「マインドフルネスイーティング」についての講義が行われました。第一部の最後には、参加者全員でレーズンを用いたマインドフルネスイーティングを実践し、五感を研ぎ澄ませながら「味わうこと」「心を整えること」の豊かさを体感しました。


第二部では、裏千家によるお点前をいただきながら茶の湯の精神を体感し、その後、施設見学や座談会を実施しました。


座談会では、受講生おひとりおひとりから参加の動機やプログラムを通じて得た気づき、今後の地域づくりやご自身の活動への活かし方などが語られ、会場となった茶室はポジティブなエネルギーに包まれました。
最後の記念撮影では、参加者も教職員も満ち足りた笑顔と笑い声に茶室が包まれ、まさに「ウェルビーイング」に満ちた一日を締めくくりました。

参加者からは、
「講師の先生方が専門的な知識をわかりやすく、親しみやすく伝えてくださったのが印象的でした。」
「お茶とお菓子の関係など、日常の中にある文化の背景を深く学べたことが新鮮でした。」
「運営や講義がとても前向きで、学びが心地よく感じられました。」
といった声が寄せられました。
終了後も、茶室では受講者と教職員の交流が続き、新たなつながりが芽生える時間となりました。今回の出会いが、これからの地域づくりや学びの広がりへとつながることを心より願っています。
今回のプレプログラムを共に作り上げてくださった参加者の皆さまに、心より感謝申し上げます。
※本プレプログラムの第2弾は2月下旬、第3弾は3月上旬に開催予定です。詳細は決まり次第、大学ホームページにてお知らせいたします。