お知らせ
2025年12月23日(火)から12月26日(金)までの4日間、「泉ケ丘駅コモンズ」のプレオープンを実施しました。期間中は、地域にお住まいの皆さまをはじめ、地域活動に取り組まれている方々、教育・企業・行政関係の皆さま、学生や大学関係者など、約200名の方にお越しいただきました。
年末のお忙しい時期にもかかわらず、足を運んでくださった皆さまに、心より御礼申し上げます。
プレオープン期間中は、本学が2025年4月に開設した「帝塚山学院大学 ウェルビーイング共創ハブ」(以下、「共創ハブ」)および「泉ケ丘駅コモンズ」を広く知っていただくことを目的に、どなたでも自由にご来場いただける形で、施設内の見学を実施しました。


地域にひらかれた学びと共創のスペースとしてスタートする「泉ケ丘駅コモンズ」は、「まちにひらく空間」「学びの空間」「共創する空間」の3つの空間で構成されています。
プレオープン期間中、「まちにひらく空間」では、「泉ケ丘駅コモンズ」の施設概要や各空間の役割、利用イメージの紹介に加え、2025年4月の共創ハブ開設以降の取り組みを紹介する展示を行い、本学が4月以降、一歩ずつ進めてきた地域との連携や共創活動、学生の課外活動の状況をご紹介しました。
「まちにひらく空間」では、ベジチェックやAGEs測定器を用いて、野菜摂取量や体内の老化の目安を確認する健康チェックを実施しました。測定結果をきっかけに、学生スタッフと参加者、また、参加者同士で自身の健康状態について話し合ったり、友人や同僚の結果に関心を寄せたりする姿が見られ、終始和やかな雰囲気に包まれました。互いの健康を気遣い、声を掛け合う場面も多く見られ、人と人とのつながりが生まれる、まさにウェルビーイングな空間を体感できる展示となりました。






「学びの空間」では、8月に開催した共創ハブ開設記念シンポジウムにおいて、武蔵野大学ウェルビーイング学部長・慶應義塾大学名誉教授の前野隆司先生にご登壇いただいた基調講演の動画を上映しました。
「共創する空間」では、「ウェルビーイングを知る展示」を行い、ポジティブ心理学やPERMA理論などの考え方を紹介しながら、共創ハブが活動の軸としているウェルビーイングの基本的な捉え方や、日常の暮らしや社会との関わりの中でウェルビーイングを育む視点についてお伝えしました。
来場者の皆さまは、それぞれの空間で思い思いの時間を過ごしながら、ウェルビーイングについて思いをめぐらせておられました。また、来場者同士や学生スタッフとの間で自然な対話が生まれる場面も見られ、これら一連の展示が、ウェルビーイングについて考え、言葉にし、対話へとつながるきっかけになったものと考えています。






プレオープン期間中には、「あなたにとってのウェルビーイングとは?」や「泉ケ丘駅コモンズでやってみたいこと」をテーマに、自由に書いていただくふせんイベントも実施しました。会場では、以前から胸の内にあった考えや大切にしてきた想いを言葉にして残す方、じっくり考えながら丁寧に言葉を紡ぐ方、ほかの方のふせんに共感してメッセージを書き添える方など、さまざまな姿が見られ、訪れた皆さまのお気持ちを泉ケ丘駅コモンズに残していただきました。
こうした展示や企画を通して、来場者同士や学生スタッフとの対話が自然に生まれ、ウェルビーイングや地域の活性化について考えを深め、共有する場となりました。皆さまから寄せられた声は、今後の運営や企画を検討するうえでの大切なヒントとして生かしてまいります。


プレオープンでは、学生スタッフが中心となって来場者対応を行いました。地域の方々と対話しながら場をつくっていく学生の姿は、「泉ケ丘駅コモンズ」がめざす学びと共創の在り方を体現するものであり、今後の泉ケ丘駅コモンズでの学生の活動と活躍への期待を感じさせる、頼もしい姿でもありました。
今回のプレオープンは、地域の皆さまに施設を知っていただく機会であると同時に、私たちが地域の皆さまと直接出会い、声を聴く貴重な時間となりました。ここで得られた気づきやご意見を、2026年1月13日(火)の正式オープン、そして今後の活動へと生かしてまいります。






お越しいただいた皆さま、そして素敵なお花をお届けくださった株式会社Add Wall様、公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団 泉北ラボ様に、心より御礼申し上げます。また、すべてのお名前を挙げることができず恐縮ではございますが、期間中、ご来場の皆さまからスタッフへのお声がけ、今後への期待を込めたお言葉や差し入れのお菓子など、数々の温かなお心遣いをお寄せいただき、本当にありがとうございました。学生・教職員一同、心より感謝申し上げます。
