お知らせ

華道家元池坊 次期家元 池坊専好氏による特別講義を開催しました(2022年8月3日)

2022.08.10
活動報告

8月3日(水)に帝塚山学院大学別館A433講義室にて、本学客員教授である華道家元池坊 次期家元 池坊専好氏による特別講義「いけばなの“今”」を開催しました。
池坊専好先生は、華道家元池坊の次期家元でいらっしゃるとともに、「六角堂」の名で知られる紫雲山頂法寺の副住職も務めておられます。「六角堂」は聖徳太子が用明天皇2年(587年)に創建したと伝えられ、華道家元池坊が代々住職を務める、“いけばな発祥の地”としても知られています。
はじめに、西川隆蔵副学長より専好先生のプロフィールと国際的なご活躍について紹介された後、専好先生から「いけばなの“今”」をテーマに、「六角堂」と祇園祭の関係から伝統を伝えることの難しさ、いけばなが伝えてきたこと、伝えようとしてきたことが述べられました。また、ニューヨークとアムステルダムでそれぞれ開催されたイベントでの展示を通じ、“いけばな”という伝統文化が改めて世界から注目されている状況など、大変興味深いお話がありました。
本講義は、基盤教育科目の「伝統文化演習」(門井節子講師)の授業の一環として行われたものです。新型コロナウイルス感染症拡大の影響下での開催となりましたが、感染対策に万全を期し、約40名が参加しました。
また、講義終了後には、「伝統文化演習」履修者への免許状授与も行われました。
この度の特別講義開催に際しまして、専好先生のご尽力に感謝いたします。