お知らせ
スイーツ心理学®では、心理学の知見を活かしてスイーツの味わい方や心理的効果を探求し、地域文化と融合させた取組みを通して、新しい地域創生のモデルケースになることを目指しています。2025年4月に開設された「帝塚山学院大学ウェルビーイング共創ハブ」のウェルビーイング共創プロジェクトとして、スイーツ心理学®プロジェクトも取り組み始めました。今回は、8月22日12:00~13:30@MI-TEさかい(堺市役所21階展望ロビー)にて、堺の豊かな文化を背景に「みんなで食べたい、コーヒーを使った堺らしい菓子」というテーマで学生たちのアイデア発表会を実施しました。今回のイベントは、さかい利晶の杜が主催する「堺おもてなし茶会」と連動したイベントとして開催させて頂きました。
当日の会場には、コラボ先である「さかい利晶の杜」「Fukugacrew」「御菓子司 天神餅」の関係者に加え、一般の方にも多数ご参加頂き、とても有益な発表会となりました。学生たちは緊張しつつも創造力あふれる下記のアイデアについて発表しました。学生たちは心理学の知見を応用し、食べる人の心理状態や感情に働きかける菓子やパッケージのデザインを考案しました。
・心を癒す和洋折衷スイーツ~ひとくちの小さな堺~:しずく餅
・味で堺を楽しめるコーヒー菓子〜堺三香〜
・堺の「文化財を食べる」──珈彩(KASAI)──
・SDGsで繋ぐ地域の絆~堺ふるどら~
・埴輪の顔・メッセージを自分で書ける「おてもっち」
関係者からは「商品化できそう!とても良いアイデア!」や「体験型の菓子は面白い」などのコメントを頂きました。一般の方々からのアンケートでも「皆さんのいろいろなアイデアのある商品の考えはすばらしいと思いました」「心理学からみた商品が気になった」「ぜひ土産として利用してみたいとワクワクしました」「地域の活性化のために大変良いことだと思う」などたくさんのご意見やご感想を頂きました。
今回は総合心理学部の5名の学生がアイデア発表を行いました。学生たちからは、「とても達成感のある取組みだったと思います。」「企画を形にする難しさと楽しさを実感しました。」「この経験は、自分の視点や工夫を形にして伝える力に繋がり、社会人になってからも必ず活かせると感じています。」などの感想をもらいました。本取組みを通じて、本学での大学生活で身につけてもらいたい10のちからのうち、特に「地域貢献力」「論理的思考・表現力」「情報収集・分析力」などが卒業時達成目標に向けてレベルアップしたと考えています。
今後は、このアイデアの中から特に優秀なものを「御菓子司 天神餅」様にて「Fukugacrew」のHeartbeat beans.の珈琲を使って商品化を進めて頂く予定です。2026年3月20日(予定)にて、さかい利晶の杜の茶室で本企画商品の発表会を実施する計画です。「みんなで食べたい、コーヒーを使った堺らしい菓子」を多くのみなさんに知って頂きたいので、試食体験のイベントを検討中です。ふるってご参加ください。