学生インタビュー

YouTubeの魅力に取り憑かれて

YouTubeの魅力に取り憑かれて

W.Mさん

Personal Data

在籍学科

情報メディア学科

出身高校

奈良県 智辯学園高等学校

憧れの人物

ウォルト・ディズニー

よく遊ぶ場所

難波、梅田、天王寺

おすすめの映画、テレビ番組

世界の果てまでイッテQ!

好きなブランド

Kate spade、ディズニー

アルバイトの職種

百貨店で接客

1ヵ月のバイト代

4~6万円

人生って何がきっかけで何が始まるかなんてわからない。
自分の視野が広がって、そう思えるようになりました。

YouTuberのイベント

YouTubeに興味を持つようになったきっかけは?

NMB48吉田朱里さんのファンなんですが、高校2年生の頃に彼女がYouTubeで美容系の動画配信を始めたことがきっかけです。そのうち、ディズニーの動画も見るようになって、どんどんYouTubeにのめり込んでいきました。YouTubeって、興味があるチャンネルを見ていると、その内容に近いおススメ動画が表示されるレコメンド機能というのがあって、ついつい釣られて次々と見ちゃうんですよね。それでも、最初の頃はそこまでYouTube三昧ってことはなかったんですが、ある日、大好きなディズニー関連の動画を見ていた時に、「水溜りボンド」というYouTuberのチャンネルを知ってしまって。そこからはもう毎日2時間は見るようになりました。大学生になってからはさらに視聴時間が延びて、平日で約2時間、休日は4~5時間ほど見続けていることもあります。

水溜りボンドの魅力はどんなところですか?

「水溜りボンド」は、2人組のYouTuberコンビで、実験や検証、都市伝説、ドッキリ、サバイバル企画などのバラエティ溢れる動画を毎日更新し続けています。2015年1月からスタートして、現在では1,000本を超える配信数と350万人を超えるチャンネル登録者数という超人気ぶり。YouTuberと聞くと、過激な演出などでネガティブな印象を持たれる方もいらっしゃると思いますが、この2人はさまざまなジャンルを扱っているにも関わらず、学生らしいクリーンなイメージでYouTube界のNHKと言われているくらいなんです。デビュー当時は、同じ大学生だったという経歴だけに、その行動力と熱意には感銘を覚えますし、私も何かやってみたいなという気持ちにもなりますね。他にも「東海オンエア」という6人組のYouTuberグループも好きです。こちらもチャンネル登録者数は390万人を超えていて、毎日配信される動画は、体を張った企画や過激な内容にも果敢にチャレンジしています。今では、ラジオ番組なども持っていたり、オリジナルグッズも発売されていたりと、活躍の幅がどんどん広がっています。こんなところにもYouTubeの可能性を感じますね。水溜りボンドと東海オンエアはそれぞれに違った魅力があるので、この2組のチャンネルはずっと欠かさず観ています。

YouTubeとテレビでは何が違うのでしょうか?

ケータイで、いつでもどこでも視聴できる点が最大の違いだと思います。テレビだと、家に帰って、リビングに行って、しかも家族と観たいチャンネルが違うこともあるので、さまざまな制約がありますよね。その点、ケータイで見ることができるYouTubeは、私専用のパーソナルなメディアという利便性が優れていると思います。実は私、元々はテレビっ子だったんです。バラエティ番組が大好きで、特に「世界の果てまでイッテQ!」の大ファンでした。放映される日曜20時って、ちょうど晩ごはんが終わった後の家族団らんの時間ですよね。我が家では幼い頃から、その時間に家族でテレビを見る習慣があって、最初はその流れでなんとなく視聴していたんだと思います。小学生の頃は他にもいろんなテレビ番組を見ていましたしね。でも、中学生になって部活や勉強などで忙しくなってくると、自然にテレビを見る時間も減っていきましたが、「イッテQ」だけは視聴し続けています。「イッテQ」と「水溜りボンド」や「東海オンエア」は、やっている内容が似ているんですよね。「イッテQ」を見ている時に感じる企画の着眼点や映像の編集手法の面白さは、この2組のチャンネルにも共通しています。それって、すごいことじゃないですか?巨大な資本のテレビ局と同じ感動を、大学生や個人が生み出しているだけでもすごいのに、それを毎日配信し続けるなんて、YouTubeでしか実現できないことだと思います。

ご自身も映像制作を学んでいるんですよね?

YouTubeがきっかけで、動画制作に興味を持つようになって、進路選択の際にメディア関係を学べる大学に行こうと決めました。まだ1回生なんですが、前期に履修した「コンテンツ制作基礎」という授業では、映像の編集の仕方や撮影方法、音響の基礎を学び、帝塚山学院大学のプロモーションビデオを作るという課題に挑戦しました。具体的には、全員共通で渡されたサンプル映像に、テロップやBGMをつけるというものです。少し手を加えただけでも、人それぞれに違う映像ができあがる点が面白いなと感じました。多少とはいえ、映像制作の過程を経験すると、「イッテQ」やYouTuberが毎日投稿している動画の企画力、編集力がいかにクオリティの高いものであるかを実感でき、ますます尊敬の念が大きくなっています。私も自分で一から映像を制作できるスキルを早く身に付けたいと思っています。ここには、大学ならではの専門的なカリキュラムやプロ仕様の機材が揃っているので、現在は「マイクロソフトオフィススペシャリスト」や「ITパスポート」などのパソコン関連の資格取得に向けて勉強しつつ、映像をはじめ、サウンドやゲーム、WEBサイトなどを制作する知識や技術を幅広く学んでいます。最初の目標は、自分で編集した動画をYouTubeにアップすること。周りには、撮影や音響ができそうな人がいるので、あとは体を張ってくれる出川さんや宮川さんのようなイキのいい出演者を見つけることですね。

これからチャレンジしたいこと

将来は番組制作の仕事をめざすのですか?

ベストな将来像は、テレビ局に就職すること。「イッテQ」に憧れていたこともあり、高校時代にはもうその夢が固まっていて、その夢の実現のためにこの大学を選びました。実は、兄の影響で小さい頃からボーイスカウトの活動を続けているのですが、3年前、山口県で開かれた世界大会で、「ボーイスカウトアンバサダー」を務める宮川大輔さんに実際にお会いしてお話ししたことがあるんですよ。テレビで見るあのテンションそのままで、周りを元気にする力を感じました。「イッテQ」とボーイスカウトには、「海外」「アウトドア」「秘境」「ジャングル」といった共通のテーマがあります。私のライフワークとして、こういった点をより多くの人に興味を持ってもらいたいという想いもあって、「イッテQ」のような面白い番組を自分自身で作り出せたら最高ですね。他にも、CMのような短い映像にも興味があります。15秒や30秒という決められた時間で、商材の何をどう切り取って見せるのか。映像クリエイターの腕の見せ所だと思います。私はディズニーが好きなので、ドキドキ・ワクワクを伝えてくれるテーマパークのCMや、その世界観に引き込まれるような映像はいつもチェックしています。フロリダのディズニーワールドにも行ったことがあるのですが、同じディズニーのCMでも、フロリダと日本では、アプローチが違うんです。そういう視点で見てみると、CMひとつからでも気づくことがたくさんあって。大学での4年間は、自由に使える時間を有効活用して、できるだけいろいろな場所を訪ねたり、さまざまな人に出会ったりして、自分の頭の中の企画力や編集力の引き出しを、どんどん増やしていきたいです。

これからチャレンジしたいことは?

学科や大学の友だちとチームを結成して、面白いバラエティ映像をYouTubeで配信してみたいです。水溜りボンドの活動も、元々は大学のお笑いサークルで出会ったことがきっかけらしいんです。人生って、何がきっかけで何が始まるかなんてわからないなと思うんです。大学生になって、自分の視野が広がって、すごくそう思えるようになりました。だから、私も見る側から一歩飛び出してみようかなと思って、映像制作の先生と同好会の設立ができないか話を進めているところです。高校時代までは観ることが中心でしたが、大学では制作の経験をいっぱい積んでいって、入学前からの目標だった「ACジャパン広告学生賞」のテレビCM部門にも挑戦しようと思っています。