Sweets Psychology

スイーツ心理学

スイーツ心理学

おやつと心の、ふしぎな関係。

甘いスイーツを食べると幸せな気持ちになる。多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。そんなスイーツと幸せの関わりについて、心理学を使って考えていくのが「スイーツ心理学®」です。
帝塚山学院大学では、スイーツ心理学®を活用した帝塚山学院スイーツプロジェクトを発足し、みなさまに幸せを感じていただけるような、取り組みを行っていきます。

※スイーツ心理学®は、学校法人 帝塚山学院の登録商標です。

News

Project 1st SEASON

Project 1st SEASON

帝塚山学院大学 × 福壽堂秀信

Vol.01 食物栄養学科 帝塚山学院スイーツ開発

老舗和菓子店にふさわしいものを。

Vol.01 食物栄養学科 帝塚山学院スイーツ開発
Vol.01 食物栄養学科 帝塚山学院スイーツ開発

大阪・帝塚山に本店をもつ老舗の和菓子店「福壽堂秀信」と帝塚山学院大学のコラボレーションが決定。2017年、食物栄養学科が中心となってオリジナルの帝塚山学院スイーツを開発しました。福壽堂秀信からのテーマは、福壽堂秀信が自家製にこだわりをもつ「あん」を題材とした今までにない商品、というもので、食物栄養学科・心理学科の学生が思い思いのスイーツを考案しました。

複数回のプレゼンの末、商品化に選ばれたスイーツは、全部で4つ。中でも「あずきんちゃんプリン」と「あん珈琲ゼリー」は、福壽堂秀信本店でのプレ販売で、昼頃には完売するほど好評を博し、夏期商品として本店店頭販売を予定しています。

Sweets 01
あずきんちゃんプリン
あずきんちゃんプリン

子どもからお年寄りまで日本人が不足しがちな栄養を無理なく摂れるよう、カルシウムやたんぱく質が豊富な牛乳プリンをベースに食物繊維たっぷりのこしあんを加えました。小豆を粒のまま炊き上げた「かのこ」を加えることで、「あん」になる前の小豆の形や食感も楽しめます。
(あずきんちゃんとは、スイーツをつかったデジタル絵本のキャラクターです。)

Sweets 02
あん珈琲ゼリー
あん珈琲ゼリー

「小豆で健康に」をコンセプトに、多くの方に親しみを持っていただける商品を考案。あんこを召し上がる方はもちろん、そうでない方でも食べていただけるように、「コーヒーゼリー」と組み合わせました。あんこの味が引き立つように生クリームたっぷりのミルクゼリーもあわせ、コーヒーの苦味を抑えてコクとまろやかさを出しました。

Sweets 03
学院まんじゅう
学院まんじゅう

「帝塚山学院」の校章をモチーフに、形や味を工夫した3個セットの薯蕷まんじゅうを考案。「帝」まんじゅうはチョコレートあんをプレーン生地で、「松ぼっくり」まんじゅうは白あんをほうじ茶生地で、「松葉」まんじゅうは通常の薯蕷まんじゅうでも使用しているこしあんを抹茶生地で包みました。この「学院まんじゅう」は、学院懇親会でお披露目され、学院関係者や卒業生の方への予約販売を予定しています。

Sweets 04
フルーツ羊羹
フルーツ羊羹

自家製餡のおいしさが良くわかる、夏らしい商品を考えました。「色々な味を少しずつ」楽しめるように、小ぶりなサイズに仕上げました。キウイフルーツとオレンジのフルーツ餡で作った羊羹にはドライフルーツを加えることで、爽やかさとともに、果物本来のおいしさが楽しめます。カラフルで涼しげな見た目と、甘酸っぱい味わいが魅力です。

さらに幸せを感じていただけるスイーツに。

さらに幸せを感じていただけるスイーツに。

今後、これらの食物栄養学科が開発したスイーツを使って、心理学の観点からはマーケティングや心理尺度の開発を、情報メディアの観点からはデジタル絵本の制作などを行っていきます。
全学で様々な方面から取り組んでいくことで、帝塚山学院スイーツが皆様に愛され、幸せを作っていけるよう進めていきます。

Vol.02 情報メディア学科 スイーツ心理学デジタルコンテンツ開発

Vol.02 情報メディア学科 スイーツ心理学デジタルコンテンツ開発

オリジナルスイーツキャラクターを制作。

福壽堂秀信とのコラボレーション企画第2弾として、福壽堂秀信がこだわりをもつ「あずき」を題材としたキャラクターを考案。情報メディア学科 佐藤安専任講師を中心としてあずき大好きキャラクター「あずきんちゃん」を映像化していきます。

Contents 01
あずきんちゃんって?
あずきんちゃんって?

あずきんちゃんは、あずき好きと、童話の赤ずきんちゃんをくっつけた造語で、このプロジェクトのために作られました。あずきの魅力をPRしたり、スイーツ心理学をわかりやすく解説してくれるキャラクターとして、活躍する予定です。

心理学科との学部内コラボで、あずきんちゃんのキャラクター設定を行いました。あずきんちゃんの鼻の色は、小豆の花の色と同じ、黄色にデザインされています。その他にも、あずきんちゃんがどのようなキャラクターなのか想像できるように遊び心あふれるデザインを施しました。あずきんちゃんの人格は「人格心理学」を専門とする西川隆蔵先生が考案しました。

Contents 02
おばあちゃんとオオカミ少年くん
おばあちゃんとオオカミ少年くん

あずきんちゃんのストーリーと世界観を構築するため、他の登場人物を制作しました。赤ずきんちゃんの登場人物になぞらえて、おばあちゃん、そして狼をデザインしました。オオカミはあずきんちゃんの弟という設定で、いたずら好きで、ずきんのかわりに狼の被り物をしています。

Contents 03
アニメーション&プロジェクションマッピング
アニメーション&プロジェクションマッピング

これらのキャラクターをベースに、佐藤安先生がアニメーションを制作しています。アニメーションはLive2Dという最新のアニメーション制作ソフトウェアを使用し、佐藤ゼミを中心に研究開発します。音声は人工音声プログラムを使用し、情報メディア学科の専門性を生かしたコンテンツとなります。さらに、完成したアニメーションは、ミニプロジェクションマッピングとして、福壽堂秀信様の店舗で立体感のある投影をし、販売促進につなげていく予定です。

あずきんちゃんとその仲間たちが、今後どのような活躍をしていくのか。ご期待ください。

Vol.03 心理学科 葡萄祭向けコラボスイーツ開発

Vol.03 心理学科 葡萄祭向けコラボスイーツ開発

心理学を使ってスイーツを開発する

2019年11月2日~3日に開催された葡萄祭にて大本浩司教授のゼミでは、福壽堂秀信とのコラボ商品を企画して販売しました。 大本ゼミでは、消費者視点でのアイデア創出ワークを実施しており、その一環として新たなコラボスイーツが開発されました。

Marketing 01
どのようなスイーツを開発するか
どのようなスイーツを開発するか

開発にあたっては、狭山キャンパスができる前はぶどう畑であったという歴史を振り返り、ターゲット顧客、購入シーン、福壽堂秀信・帝塚山学院のイメージを共有し、各種食材の組み合わせについて試食も含めて検討を重ねて商品アイデアを具体化していきました。

最終的には「ぶどうちゃんの大人の洋風どら焼き」として商品化されました。 学生は福壽堂秀信の方々のご意見を伺いながら商品名や価格についても商品コンセプト・顧客価値・販売予測をもとに具体化していきました。

Marketing 02
どのようにスイーツを販売するか
どのようにスイーツを販売するか

葡萄祭では、「ぶどうちゃんの大人の洋風どら焼き300円(割引適用あり)」を100個、従来から福壽堂秀信とのコラボイベントで販売してきた「あずきんちゃんのもちもちどら焼き200円」も100個、2日間で合計200個を販売しました。
学生は販売に向けてキャラクター等を描いたポップを制作し、「あずきんちゃんとぶどうちゃん -葡萄祭の巻- 」という絵本展示と合わせて販売効果を高める工夫を施しました。
1日につき各50個の限定販売で、お昼過ぎには全ての商品が完売する盛況ぶりでした。

Marketing 03
どのようにスイーツを活用していくか
どのようにスイーツを活用していくか

葡萄祭では、大本ゼミの3回生が商品企画と販売を担当し、4回生は自身の卒業研究に関わるアンケート調査を担当しました。 今回の調査には、日本心理学会第83回大会で「スイーツ購入前から摂食後までの心理プロセスの探索と尺度作成の試み」として発表された心理尺度が実際に用いられました。
このスイーツに特化した心理尺度を用いることで、スイーツの購入・摂食に影響を及ぼしている要因や、スイーツ摂食による心理的変化を捉えることができるようになるので、食行動研究やマーケティング研究へも応用していきたいとのことです。

Project 2nd SEASON

帝塚山学院大学 × 京田クリエーション

帝塚山学院大学 × 京田クリエーション

Vol.01 リベラルアーツ学科・心理学科 キャラクターデザインワークショップ

学生によるキャラクターの創作

Vol.01 リベラルアーツ学科・心理学科 キャラクターデザインワークショップ

2018年6月9日、ハッピークリエイターのたかいよしかず先生(http://www.nekodaruman.net/)がリベラルアーツ学科主催のワークショップへ登壇し、学生と一緒にキャラクターデザインを行いました。
ワークショップは本学社会連携機構のスイーツ心理学®プロジェクトが協賛し、心理学科の学生も一緒にキャラクターデザインに加わりました。
絵本のテーマは「スイーツ」で、学生はスイーツのキャラクターやスイーツ好きのキャラクターをたかいよしかず先生と一緒にたくさん考案しました。

Character 01
ものしりふくろう
ものしりふくろう

たかいよしかず先生が作ったオリジナルキャラクターです。
スイーツ心理学®のキーワードである「幸せ」と「学問」を象徴するキャラクターとして考案されました。
今後、スイーツ心理学®について語ることがお仕事になるそうです。

Character 02
わらかすもん
わらかすもん

学生が作ったオリジナルキャラクターです。
今回の絵本のメインキャラクターとして起用されました。
心を込めて美味しいスイーツを作ることがお仕事です。

Character 03
ぷるる
ぷるる

リベラルアーツ学科の学生が作ったオリジナルキャラクターです。
手に持った棒で魔法が使え、歩くたびに頭がぷるぷるします。水羊羹をモチーフにしたキャラクターで、今回は脇役としてキャストされました。
夏の涼しげな和菓子が重宝される物語では主役級として登場することが期待されています。

Vol.02 リベラルアーツ学科×情報メディア学科×心理学科 スイーツ心理学®の絵本創作

スイーツ心理学を広報する絵本

Vol.02 リベラルアーツ学科×情報メディア学科×心理学科 スイーツ心理学®の絵本創作

キャラクターデザインワークショップで考案されたキャラクターを使ってスイーツ心理学®の絵本を創作しました。
心理学科の大本浩司教授がたかいよしかず先生にスイーツ心理学®の趣旨やスイーツに関わる心理学の知見について説明して、絵本のストーリーの中に反映して頂きました。
絵本製作にあたっては、リベラルアーツ学科の古田真一教授と情報メディア学科の佐藤安専任講師も加わって仕上げていきました。

Scene 01
しあわせのスイーツショップ
しあわせのスイーツショップ

もりのおくにあるスイーツショップです。
緑に囲まれた帝塚山学院大学のイメージにピッタリです。
わらかすもんがこのスイーツショップで美味しいスイーツを販売しています。

Scene 02
わらかすもんのスイーツ販売
わらかすもんのスイーツ販売

わらかすもんはショーケースに並べられた各種スイーツを販売しています。
このショーケースのスイーツのほとんどは、心理学科の大本浩司教授のゼミ生が考案したスイーツたちです。
学生は各スイーツに対して、どのようなお客様が、どのようなシーンで、どのような価値を感じるのかに関して企画シナリオを制作しています。

Scene 03
行列のできるスイーツショップ
行列のできるスイーツショップ

もりのおくにあるスイーツショップに行列ができているシーンです。
学生が考案したキャラクターがたくさん登場しています。
学生が「スイーツ」を念頭に自由な発想で考案したキャラクターたちで、いつか何かの物語で登場するかもしれません。

スイーツ心理学®とは

スイーツ(甘い食べ物、デザート)を対象とし、心理学の知識、および手法を活用することで、ポジティブな感情(幸福感などの快感情)を喚起する仕掛けを考案する新たな学問です。2018年4月、帝塚山学院が独自に創造した学問領域として、スタートしました。

※スイーツ心理学®は、学校法人 帝塚山学院の登録商標です。

活動内容

本プロジェクトは、スイーツ心理学®を起点として、各学科の強みを活かして連携しながら地域社会へ貢献することを目的としています。

心理学科

  • スイーツに特化したオリジナルの心理尺度
    (=帝塚山学院スイーツ心理尺度)の開発
  • 帝塚山学院スイーツ心理尺度に基づく各種スイーツの評価
  • 心理学の手法を用いたスイーツのマーケティング

食物栄養学科

  • 企業とコラボしたオリジナルスイーツの開発

情報メディア学科

  • スイーツ心理学®に基づくストーリーのデジタル絵本等のコンテンツ開発

リベラルアーツ学科

  • スイーツ心理学®に基づくストーリーの絵本制作

キャリア英語学科

  • 絵本の英訳(予定)

CONTACT

スイーツ心理学®担当窓口

専用メールアドレス:sweets-psychology@tezuka-gu.ac.jp