ウエディングプランナー1

ウエディングプランナー

在学中の経験が、
人を巻き込み、
困難を乗り越える自信をくれた

N.Mさん

心理学科(現 総合心理学部)

ウエディングプランナー2

 ブライダル事業を展開する会社で、ウエディングプランナーとして新規接客から打合せ、挙式当日の進行までを担当しています。新郎新婦との約半年間の打合せを通してお二人のご家族やゲストへの想いを汲み取り、理解し、それを形にしていくことがプランナーの使命。新郎新婦と一緒に考え抜き、当日の進行表を作り上げ、当日担当する各所のスタッフたちと共有し、こだわりや要望をしっかりと伝える。こうして全員の力を合わせた結果、新郎新婦やゲストの想像を超える表情を引き出せた時が、一番うれしい瞬間です。結婚式は決してプランナー1人で創るものではなく、先輩方やサービススタッフ、カメラマン、ビデオマン、BGMスタッフ、厨房スタッフなど多くの人の協力があってこそ。どうすれば思いが伝わるか、どんな姿勢を示せば協力してもらえるかを考えて、人を巻き込んでいくことが大切です。

ウエディングプランナー3

 そんな仕事の原動力となっているのが、学園祭実行委員として活動した在学中の経験です。特に印象に残っているのが、2回生の時に経験したオンライン学園祭でのサプライズ花火。コロナ禍ということもあり、花火という形で地域の方々へ感謝の気持ちを伝えることにしたのです。消防署等との交渉や申請を自ら行い、告知のために市役所ともタッグを組みました。ところが、本番1ヶ月前に消防の規制がさらに厳しくなるという非常事態に。それでも諦めず、花火師に協力を仰いだり、各委員に警備の協力依頼を行ったり、資料を作成して警備研修を行ったりと、実施の承諾を得るために働きかけました。その甲斐あって当日は大成功。この時の経験は困難を乗り越える力や人を巻き込む力となり、今の仕事に大きく役立っています。結婚式は「生き物」と呼ばれるほどイレギュラーが付きもの。この時の経験があるから、イレギュラーだらけの結婚式も乗り越えられる自信があります。

 結婚式は一生に1回の大切な日。担当プランナーの声のかけ方1つで“残るシーン”の意味や印象は全く異なってきます。だからこそ、一つひとつのシーンがもっと素敵になるように、そしてそんなシーンを残せるように、新郎新婦に合った提案を行っていきたいです。そして、「結婚式を挙げてよかった」と思っていただけるようなウエディングプランナーになることが一番の目標です。

Profile

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株式会社 ブラス

高校生の頃から人の心に興味があり、幅広い分野の学びを通して興味を絞っていけることに魅力を感じて帝塚山学院大学へ。社会心理学ゼミで研究に勤しむ傍ら、学園祭実行委員としても活躍。2回生の頃には副委員長を務めた。

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